養液であれば大丈夫なのか?
これは、土栽培に限らず養液土耕、固形培地栽培、非流動型の水耕栽培においても同じ現象が起こっています。
ハイポニカ栽培において常に液肥(養液)が流れる状態にしているのはここに大きな理由があり、これが生育のスピードに違いを出しているのです。
非流動型の水耕栽培ではなかなか全体に酸素が行き渡らず、さらに流れが少ないので根の表面の肥料や酸素が動きにくい欠点があります。
水の中だからわざわざ流れを作らなくても拡散で動くと思われがちですが、熱いお風呂に入ってしばらくすると体の表面の温度は下がるのに、少し動くとまた熱くなるって経験ありますよね。
動くことで流れができて拡散が促進されますが、水の中であっても流れがなければ、すぐに均一にはならず、全体が拡散して均一になるには時間がかかるのです。